日別アーカイブ: 2018年3月6日

歯科治療の功罪?

この間、

初診でお越しになった患者さんの口腔です。

ほぼ全ての歯が、

歯科治療を受けています。

月に1度は、

歯科医院へ通い、

定期的クリーニングを受けておられたとの事。

私には、

この歯科医師と歯科衛生士が

全く理解できません。

修復物は、

本来は噛む機能を回復するための手立てです。

しかし、

単に噛む道具であってはなりません。

衛生的な形を保有し、

長らく口腔内にて、

働いて貰うモノです。

まして、

修復物が口腔の健康を壊す手段になってはなりません。

この修復物によって、

健康を損なっている歯周組織の叫ぶ声が

聞こえない専門職は、

場外へと去るべきでしょう。

この女性が、

ご自身の口腔の健康に

絶対的な安心感を持って頂くために、

誠実に綴る治療を積み重ねてゆく。

コレが私の仕事です。

 

フラリーマン?

朝、

娘を送って行く車内のテレビから、

初めて聞く言葉。

フラリーマン。

???

真っ直ぐ帰宅せず、

外でブラブラふらつくサラリーマンでしょ!

瞬時に娘から教えて貰いました。

そうなんだ。

娘って凄い。

馬鹿なことに感心しつつ、

インタビューに答えるサラリーマン諸氏や、

奥方たちの応答に唖然としたのです。

私には、

そのような余裕などありませんもの。

カトリックには、

【聖家族】と云う言葉が在ります。

そのような概念は、

既に無いのが現実のようです。

どうしてしまったんでしょう、日本人。

進化の過程

来月の16日は、

毎年の恒例行事となった

日本歯科大学の1年生への特別講義です。

【素晴らしい仕事.歯科治療】と云うタイトルで、

もう11年目になりました。

私の講義を聞いた学生諸君が、

学年の壁を越えて、

話題の共通項を持てるようにと、

お見せするスライドの大枠は同じように、

でも、

一部をリニューアルさせ、

時代と共に変化を付けてきました。

ただ、

11年も経つと、

第1回目のモノとは、

完全に変わっています。

少しずつの変化でも、

時間をかければ、

全く別物に。

それを進化と呼ぶのだと思います。

この間の日曜日の午後、

講義のための

追加スライドをパソコンに落としてみたら、

4000枚ありました。

此処から、

2時間のストーリー展開を考慮しながら、

50枚ほどを選んで、

昨年のモノと入れ換えるのです。

私の診療も同じです。

日々、

少しずつ、

変えています。

ですから、

10年前の治療方法は全くありません。

何故そのように?

それは私は専門職ですから。