日別アーカイブ: 2018年6月1日

新しいスタッフ

普段であれば、

既に床に就いて夢の中であったのに。

今も診療所に居ます。

午後の9時半を過ぎた頃合いです。

歯科衛生士が宮田君から新しいスタッフに代わり、

アレコレと。

何処の歯科医院も歯科衛生士不足なのだそうな。

街の中心部にあるからでしょうか?

お陰さまで、

私の処には、

何故か?

面接を申し出る電話がしばしば来ます。

今は、

お試し雇用と云う制度があることも、

最近になって知った時代遅れな私です。

新しいスタッフに対し、

私は技術や経験を求めません。

ソレは、

私の診療所に勤務する過程で、

必ず取得出来るからです。

私が求める処はただ一つ。

ナイチンゲールの心を持つ人です。

気が利いて、

優しい人でなければ、

医療人には不向きです。

一緒に仕事をしていれば、

そこは判ります。

そんなこんで、

最近の私は、

診療所で忙しくしています。

 

 

たわいもない話し

知人以下、

他人以上の方と

ヒョッコリと眼が会い、

この度転居するんです、

な、そうで。

ほぉー。

ソレは、ソレは。

と言って、

転居祝いを贈る間柄でもないので、

とりあえず、

エール!でも贈っておこうと。

そんな会話を帰宅して直ぐに、

家族皆に話しをしたら、

そう言えば、

大昔、

家人とランチへと出かけ、

と言っても、

財布は私が持っているものと

思い込んでいた家人は、

チャーシュウ大盛りを大いに堪能し、

で、

会計の際に、

私が持ち合わせが無いと知り、

慌てふためき、

幸いなるかな。

私のポケットにあった2千円札に助けられ、

ホッとした直後、

家人が珈琲を飲みたいと。

つい、

私は家人に、

外から匂いでもかいでおけ!

今日の出来事とは全く関係ない過去のことを

持ち出され、

でも、

そうでしょ?

 

 

歯科医師の学問

私は開業歯科医師でもありますから、

歯科治療の対価として、

患者さんから診療報酬を頂いています。

しかし、

私の行う歯科治療の根拠を

より確かなものとするために、

常に研究の場に身を置いています。

学問とは、

専門書を読んだり、

学会に参加する、

講習会を受講する

それを学問するとは言いません。

【歯科医師の学問】とは、

日々の診療から、

常に問題提起し、

考え、

解決の手段を模索することです。

研究のテーマは、

正に患者さんの口腔に溢れています。

だからこそ、

ジックリ視て、

ジックリ考え、

新たな治療が生まれるんです。

 

全てが患者さんのために

4月から生活が一変しました。

新潟市と高松市を行ったり来たり。

新潟市は私の第2の故郷とも云える

私の好きな処です。

が、

新潟駅から日本歯科大学までのタクシーの

車窓からの風景を眺めるだけで、

街や川に触れる暇もありません。

深夜まで大学。

ホテルまでのタクシーにて、

夕食はホテル向かいのコンビニにて調達。

朝食ですか?

吉野家の朝定食ですよ。

何で新潟まで来て、

吉野家なんだ!

早朝には出勤しますので、

その時間帯はホテルの食堂も、

街の喫茶店も営業していないからです。

昼食は摂れません。

誰か彼かとの会合があるからです。

高松へ帰る手順は、

大学での仕事を終えてから、

最終の上越新幹線にて、

とにかく東京まで入ってホテルにて宿泊。

で、

朝一番の羽田発のフライトなら、

翌朝は通常通りに診療に入れます。

新潟行きの手順も同様です。

診療が終わってから夜のフライトで、

とにかく東京まで入っておきます。

で、

一泊して、

朝一番の上越新幹線にて一路新潟へ。

道中やホテルの部屋では、

ゆったりと読書するくらいが、

私の余暇となりました。

今までは、

歯科保存学講座の非常勤講師の仕事だけでしたから、

学部と大学院生の教育と、

研究だけで、

三枝デンタルオフィスでの診療から、

これを調べたい、

これを研究したい、

私の歯科大好き病の、

ワクワク感を満足させてくれる

大変ありがたい処だったんです。

今も歯科保存学は併任ですが、

突然、

今まで全く関連のなかった附属病院の

それも一番の大所帯の総合診療科の臨床教授です。

大学の人事ですから、

お考えのあってのことでしょう。

ただ、

私は、

これだけは徹底したいと思います。

全てが患者さんのために。

ご父兄からお預かりしている学生さんたちが、

確かな基礎的技術を持って、

羽ばたいて行けるようにと。

そのためには、

医療人の心を

シッカリと肌感覚で身につけていなければ。

高松市の三枝デンタルオフィスは、

私のホームグラウンドです。

より進歩し続けるようにと、

それこそ新しいスタッフと、

知恵を出し合い、

全てが患者さんのために。