日別アーカイブ: 2018年10月26日

発信の場は

私の基本的な考え方についてお話しします。

日本歯科大学から臨床教授の辞令を頂きました以上、

私の診療所での仕事以外は、

母校の教官、医員、臨床研修医、学生たちに対してのみ、

フォーカスを集中させること。

日本歯科大学の臨床と教育の向上のために

私のエネルギーを使うことが、

私の立場であると考えています。

日本歯科大学はわが国で最古で最大の

歯科教育機関です。

日本歯科医師会、

日本歯科医学会、

日本歯科医師政治連盟、

日本インプラント学会、

などの主要機関の会長職は、

全て日本歯科大学の卒業生が、

その重責を担っています。

私自身の治療行為、発言、所作など、

歯科医学の王道を歩む担保された根拠が必要です。

最近のトレンド!

そのような軽い話題提供は

慎むべき立場であると考えています。

私の考え方の発信の場は、

私の診療所、

日本歯科大学の教壇と診療室、

そして、

このブログだけに限定させて頂いています。

 

修復治療成功の秘訣・噛み合わせ調整の微調整

昨日の2回目の仮歯の治療。

私らは、

このような仮歯を、

プロビジョナル・レストレーションと

呼んでいます。

仮歯と言えども、

最終修復物の製作に則り、

製作過程を踏みます。

違うのは、

材質のみです。

柔らかい素材を使うことで、

修復物の傷み具合や、

起こりうるトラブルを

早々に予知できるのです。

私の治療に、

プロビジョナル・レストレーションは欠かせません。

このような精密仕事は、

歯科技工士の知識、技量も

大きく製作物に影響します。

良く出来たプロビジョナル・レストレーションを

活かすも、

殺すのも、

私ら歯科医師次第です。

噛み合わせ調整には、

原理・原則があります。

そのルールに則り、

微調整する訳です。

噛み合わせ調整って、

高い?

低い?

患者さんに聞くモンじゃありません。