日別アーカイブ: 2019年2月15日

長寿の条件

開業して何十年も経ちます。

私の診療所へ、

長期のメンテナンスを受診する高齢者の患者さんは、

とてもとても多いのですよ。

60代の時にインプラント治療をし、

20年経ったら、

もう80代ですもの。

70代の時に、

入れ歯治療をして、

20年経ったら、

90代ですもの。

私の診療所にお越しなるということは、

階段ですから、

みなさんが、

シッカリと、

階段を歩いて、

登れるってことです。

お元気でいらっしゃる。

このような私の高齢者の患者さんは、

みなさんがおしゃべり好きです。

ですから、

いっぱい、

色んなことを教えて下さいます。

で、

伺ってみたのです。

共通することを見つけました。

ソレは、

牛肉の赤身を好んで召し上がってらっしゃる。

ソレと、

早寝・早起き。

あとは、

ゆっくりと入浴。

くよくよタイプの方、

ナんとか・なるさタイプの方、

几帳面な方、

色んな高齢者の患者さん。

御性格はズッと相変わらず。

でも、

この3習慣は、

みなさん共通!

無論、

歯の調子は、

入れ歯だろうが、

インプラントだろうが、

ご自身の歯だろうが、

私・三枝が診てきた患者さんたちです。

みなさんは

シッカリと、

美味しく、

召し上がっていらっしゃる。

このような事実から、

私は自身の生活態度を

遅まきながら、

一変したのです。

 

飯食ってるか?の訳

最近は、

30代、40代の、

今までの三枝デンタルオフィスからは、

考えラレないくらいの、

若い患者さんが増えました。

歯に対する意識が高まったのか、

はたまた、

お若いにもかかわらず、

折れた歯根、

割れたセラミック・クラウン、

インプラント治療の不具合。

根を突き破ったファイバー・ポスト、

そんな現状であることが、

悲しい処でもあります。

治療を重ねる度に、

若い患者さんたちの緊張も解れるんでしょうね。

私も、

お顔を拝見する度に、

飯は食ってるか?

みなさんから、

いつも同じ台詞だと笑われます。

そうなんです。

私が若い時分。

既に歯科医師になっていた頃も、

収入のほとんどを、

講習会の受講費用なり、

旅費宿泊費、

機材購入費に費やし、

書籍代も馬鹿になりませんでしょう。

渡米。渡欧の際には収入は皆無です。

海外で、

レストランなどには入れませんでした。

ダイナーでもですよ。

大きなパンを数日で。

大きなミルクの瓶。

硬い野菜を紙袋に。

味わう処より、

空腹をまぎらわせるもの。

国内に居る時でも、

贅沢など縁遠い。

30過ぎになって娘のために

CDラジカセ買えた時には、

嬉しかったですもの。

そんな暮らし向きが、

30代の半ばまでは、

確実に続いていました。

歯医者さんはお金持ちという風潮、

私は実感なかったです。

でも、

充実していました。

歯科医学の吸収のためには、

収入の大半をつぎ込んでいました。

ですから、

若い患者さんを診るに、

つい、

飯食ってるか?