日別アーカイブ: 2019年5月18日

セラミック修復を・あなどってはなりません

セラミック・クラウン修復を行うには、

歯を削って、

歯型を採ります。

で、

歯科技工士がセラミック・クラウンの製作を担当して、

再び、

セラミック・クラウンは歯型と伴に、

歯科医師の手許に戻ってきます。

で、

歯に装着。

治療のを流れを言えば・そうなんです。

でも、

この流れで治療を素直に受けたら、

どんな結末が待っているか・判りません。

歯を削るのにも、

1回でドバッと、

大量の歯質を削れば、

神経が傷みます。

歯型だって、

1回なんて、

精度無視のクラウン修復なら、

ソレは・そうなんでしょうが。

色調再現、形態の再現、

噛み合わせの自然さ、

その当たり前の【配慮】を大切にするのならば、

何カ月か・

絶対に必要ナンですよ。

丁寧な歯科治療を望む方のための、

私は歯科医師です。

1口腔の治療

昨年の2月に初診にてお越しになられた患者さん。

最終クラウン修復を製作するための

多数の歯型、

フェイス・ボーのバイト・フォーク2本、

噛み合わせシリコンを3種、

で、

パナデント咬合器、

全て揃いました。

アメリカン・ナソロジー学派の治療が

私は好きです。

ただし、

私風にアレンジしていますが。

さて、

ここから歯科技工士さんの手へと。

楽しみにしていてください。

 

 

再評価

出勤して、

いつも通りの・朝の日常準備を済ませ、

ヤッパリ、

昨日の模型分析を、

もう1度、

1からお復習いの・やり直し。

間違いが・無かったか?

読み違いは・無かったか?

数学の問題を解くのと・同じです。

答えを導き出した際には・

間違いに気づかないモノです。

試し算って・必須でしょっ。

歯科治療の診断の際も・同じナンですよ。

毎回・毎回のように、

試し算。

コレを【再評価】と言います。

当分の間、

私の24時間は、

この患者さんの模型分析から、

離れられません。

楽しい・玩具を頂いたようです。

どう・紐解くか。

ドキドキ・ワクワク。

先輩って・ありがたい!

昨日の模型分析の患者さん。

難しい症例です。

仕事が終わってから、

かたづけも済ませ、

院長室にて、

チェアーにドカリと。

ズッと、

頭から、

先の分析結果が離れません。

で、

思いついたように、

日本歯科大学新潟病院の黒川副院長の携帯電話へと。

おう!

三枝ぁ・どうしたぁ!

で、

かくかく・しかじか。

アメリカン・ナソロジー学派の洗礼を受けた

ベテランの現役大学教授って、

私の知る限り、

黒川副院長くらいです。

三枝っ・チョッと・タンマっ!

ソレって・

マジッ!

ヤッパリ・電話して良かった!

状況判断を生理的に、

野性的【勘】が、

黒川副院長、流石です。

タンマって台詞が出せる処が、

答えナンです。

これで・私の腹が決まりましたから。

こういう際の、

先輩って・ありがたいノです。

30歳代って、

はな垂れ小僧ですよ。

40歳代は、

もっと・勉強しなせぃ!

先人の知恵と勘は、

活きた教科書ナンです。

私の歯科治療

歯科矯正治療が終了した患者さんの

修復治療を

矯正専門医から依頼されます。

矯正治療は、

歯の位置を移動させることは・できますが、

歯の【形】を変えることは・できません。

歯を移動させた後に、

上・下の歯が・シッカリ【嵌合】するために、

成人矯正治療においては、

修復治療は必須です。

私の歯科治療の基本は、

歯の連結しないこと。

成人矯正の症例でも、

個々のクラウン修復は、連結しません。

でも、

位置の・後戻りもありません。

その秘訣は、

設計を考えに・考え抜くことです。

昨日の患者さん。

模型分析は、

患者さんの目の前で、

一緒に行います。

説明しながらの作業を。

で、

チョッと・待った!

どうやら、

顎関節が圧迫した状態での現状の様子。

歯科治療って・パズルみたいなモンナンです。

考える時間下さいと。

判ることは・正確に伝える。

判らないことは・正直に伝える。

で、

真剣に考える。

これも・私の歯科治療です。