日別アーカイブ: 2019年7月21日

外向きの顔

今日は日曜日ですが、

いつものように、

朝の7時半に、

診療所へ来ています。

最近、

日曜日の度に、

診察させて頂いている女性が居ます。

30後半の方です。

幼い障害を持つ・お子さんを、

障害を持つ児童の教師という仕事の傍ら、

もっか子育て中の・お母さんです。

ご亭主の休日の日曜日にお子さんをお願いし、

私の診療を・受診して通って下さっています。

患者さんの診察を行う過程で、

逆に、

私が学ばさせて頂く・機会は多いのです。

人と人との関わり合いから、

自分の人生を振り返ってみたり、

反省もし、

力を頂く機会も・多いのです。

朝のスタートは10時からですが、

患者さんの診察に至るまでの、

【自分創り】には、

診療所に来て即座に診療って・訳にはイキマセン。

心を真空状態に至らすために、

祈りの本に眼を通したり、

ご先祖の御位牌と向き合ったり、

幼い頃から私に寄り添って下さった観音さまの像のお顔を眺めて、

会話したり。

はたまた、

平日であれば、

大学からの電話会議であったり。

単なる脳天気な男・三枝尚登から、

日本歯科大学臨床教授の三枝尚登に、

身体の内部をぜんぶ取っ替えする・作業に、

随分と時間が掛かるんですよ。

男には【外向き】の【顔】が・あります。

これは映画の登場人物のように、

演じられている【姿】です。

でも、

某役者の方は仰いました。

【演技】している積もりは・毛頭・ありません。

私は・完全に、成りきってるんです・と。

私の身体全体に、

その役柄の魂が【乗り移って】いる境地で、

身体をお貸ししているんです。

私も同感です。

毎週日曜日の朝のカトリック教会でのミサの度に、

司教が信者に語ります。

【主は・みなさんと・共に】

それに信者たちが返します。

【主・は司祭と・共に】

そのあと、

司教が高らかと、

【心をこめて神を仰ぎ・賛美と感謝を捧げましょう】

そこから賛美歌の合唱が続きます。

聖なるかな・聖なるかな・

と。

医療職とは、

このような仕事を行う者である。

これが私の結論です。

 

 

自費治療の歯科医院って、

いくら掛かるんだ!

って・なモンで、

行く人って・セレブだけだろう。

特に私の処なんかは、

造りも・歯科医院らしくない。

恐くて行けません!

こう想って・居られる方が多いんじゃ・ないでしょうか?

ソレが・違うんですね!

私の持つ、

溢れンばかりの【人間愛】と、【圧倒的な歯科力】は、

歯で本当に困った患者さんにとっては、

心底、

困っているからこそ、

【直感的】にココだっ!

て、判るん・です。

今日の書き出しは・面白いでしょっ。

別段、

私は自信満々では・ありませんよ。

最近では、

世の中全体が・画一的というか、

無難さを良しとし、

冗談も冗談と受け取れない、

余裕のない時代になりました。

私は55になって、

カトリックの洗礼を受けた者です。

な~んも・ない、

平凡?

あるいは、

順風満帆な人生であったならば、

誰が・好き好んで、

洗礼など受ける境地に至るでしょう。

それでも、

私は真っ直ぐに、

歩き続けました。

ソレしか、

できなかった・からです。

で、

今に至って、

私は・神さまを信じていますから、

人の限界や儚さは、

とっくに認識しています。

でも、

私しか・できないことを

私は確実に見つけたのです。

私の周りには、

ユーモアが溢れ、

笑いが絶えず、

でも、

涙流す人には、

寄り添って差し上げる。

私は歯科医師ですから、

技を研きに研き、

診断眼を研ぎ澄まし、

患者さんに対して、

圧倒的な安定感を発散させ続けること。

これが・私の存在意義だと、

腹を決めたのです。

ですから、

私の発散するエネルギーは凄まじい・のでしょうね。

毎日のように、

新患の方がお越しくださります。

ありがとうございます。

でも、

私は一人しか・居ません。

それも、

判って・下さい。

興味本位でお越しになる方もいます。

他の歯科医師と比べるような空気を持つ方もいます。

そういう場面を

私はプロですから、

本気モードでない相手は、

瞬時に見抜き・ます。

そのような方は、

来て下さることが、

迷惑なのです。

ご対応は紳士的に・努めていますが、

私には大勢のファンが居りますから、

その患者さんのために、

私のエネルギーを消耗しきって、

1日を終えたいのです。

生意気・言って・

なんだ!コイツってお感じなら、

私のブログなど・読まないで・下さい。

一人の男が居る。

縁が在って・歯の仕事に就いた。

歯に魅了され、

人生を歯に託した。

それで以て、

男は人が好きである。

仕事を通じて、

人のお役にたちたいと、

孤軍奮闘して生きている。

それでも、

歯の不思議さも、

技術のテッペンの欠片にも、

届かないことを知ってるけれども、

毎日、毎日、

ジャンプし・続けている。

私なんです。