日別アーカイブ: 2019年7月23日

丁寧に

先ほど、

お一方の手術が終わり、

器材の洗浄・滅菌作業を進めながら、

患者さんの回復状態に気を配りつつ、

手術台の清掃という、

いつもの手順を終へ、

その間に、

スタッフが患者さんのお見送りを無事に済ませた模様。

私は・やっと・一休み。

あと5分少々で・次の患者さんが・お越しになるでしょう。

その後、

今日のメインイベントである最後の患者さんの手術です。

今日も・丁寧に過ごしています。

腕時計

どなたかと・会食したり、

テーブルを向かい合せの会議に臨んでいますと、

面白いことが・あります。

相手が男性の場合、

視線が、私の腕時計の方を、

チラッ・チラッと。

ソレが繰り返される・ンです。

あんまり頻繁な・モンですから、

私の方から、

私は【セイコー】ですよ。

アストロンです。

相手の方は大概が・驚かレます。

国産ですか?

私は腕時計には・全くの・こだわりは・ありません。

むしろ、

私のような【手】を使う職人が、

手を【飾る】ことを慎むべし・と思っています。

どんなに高級な時計よりも、

私の手の方が【高級】だという自負が・あるからです。

【男】という生き物には・さまざまな【こだわり】が・あります。

腕時計についての・私のこだわりは、

そういう事です。

 

孤高の根管治療

この間、

大学病院のエレベーターの前で、

名誉教授の川崎孝一先生と・バッタリ出くわしました。

先生っ!

ご無沙汰・しております。

お元気でいらっしゃいますかっ?

直立不動の姿勢にて。

あらっ!

貴方も・お帰りになられたそうで。

川崎節は・相変わらず。

私も最近、著作を出しまして。

なんとか・頑張って過ごしています。

古い人間ですけれども。

私の集大成だと。

(既に・私は購入済み・私は大の川崎ファンですから)

先生は、恐らく80歳くらいに・なられたンでしょう。

今の私の年齢の頃の・川崎先生に、

私は根管治療の【い・ろ・は】を

身体全体に刷り込みを受けました。

先生の口癖であった、

貴方の前の道は2つに別れる・

は、

私の人生訓にも・なりました。

根管治療の極意。

1に根気・2に根気。

3がなくて・4に根気。

この極意も、

私は身を以て・理解できる歳に・なりました。

大勢の歯科医師の根管治療のレントゲン写真を診る機会が増えました。

現役世代で、

上手いっ!

唸らせて下さる歯科医師は、

江面晃先生、五十嵐勝先生、新海航一先生くらいなことは、

とても・寂しく思います。

ゴールデン・スタンダードな根管治療。

東大寺の正倉院のようなレントゲン写真が

本当に消えつつ・あります。

弱い者ほど・群れを成す・と言います。

孤高の根管治療。

ナンとか次の世代に繋がねば・なりません。

 

正直な声

今日の診療で使う器材の滅菌を確認し、

昨日の新患の患者さんのレントゲン写真を横目に、

再度、

今日の2名の手術の患者さんのレントゲン写真に眼を通して、

心を落ち着かせている処です。

何度も申し上げて・いるんですが、

根管治療は、

1日に1症例と決めている私です。

手術は3症例くらいまでは、

今の私の体力・気力でも・大丈夫なんですが。

根管治療だけは・イケマセン。

全知全能を右親指・人差し指2本の腹に、

集中・させますんで。

この頃の根管治療。

昔に比べて、

質感が変わったように思います。

一昔前の不完全な根管治療は、

している・ご本人の歯科医師も、

忙しい!

患者さんが多すぎて・こなせない!

時間的に無理!

言い訳・さまざま。

でも、

不完全であることを【自覚】していたことは、

明白だったと思います。

しかし昨今の【不完全根管治療】の痕跡は、

している・ご本人の歯科医師は、

全く【自覚】していないことが、

レントゲン写真が物語って・います。

悪気は・ないのが、

1番・始末が悪い!

昔より、

【物】が溢れている豊かな時代。

昔より、

【情報】が溢れている豊かな時代。

消化できていない・のか?

それとも、

感じ取る感覚が・欠如している・のか?

下手に・触らぃでくれ~!

正直な声です。

 

それでも・私の仕事

なにが・あっても、

何ごとも・なくても、

繰り返し・繰り返し、

朝を迎えます。

その日・その日を【丁寧】に過ごすことを

覚えてから、

身体全体を包み込む大気の匂い・味・移動を

肌感覚で、

感じるように・なりました。

元来、人の持つ【野生】の感覚が・目覚めたのだと・思います。

昨日の新患の方の診察の最中、

眼に診える現象、

指先の腹の皮膚から伝わる様相、

鼻腔粘膜に接触する化学的な質感、

鼓膜を微動させる音、

に、

本来の・この方の求めであった、

下顎第2大臼歯部分のインプラント治療など・

【もっての外】だと、

察知したことは・当然の成り行き・だったのです。

顎間関係3級のオープン・バイト。

左右の顎関節円板にガタつきが認められ、

恐らくは陳旧性のクローズドロックであろうと。

歯のアライメントは・隣接との接触のない離開症例。

臼歯の咬合面は、当然の軌跡にて大きく磨耗し、

既に咬頭は消失。

チェアに寝そべって頂くこと5分も掛からず、

その程度のことは・診断がつくモノです。

問題は、

既に【お人好し】なる歯科医師の治療痕跡を、

冷徹なるレントゲン写真が、

真っ裸にする【像】そのもの。

早朝、

イソイソと暗室に入り、

フィルムを現像し、

またっ!

悩みの種は、

当分の間、

私を苦しませるでしょう。