日別アーカイブ: 2019年7月30日

どっちも・どっち

朝の強い陽射しを避けるために、

出勤時間を・ますます早めました。

で、

ひと仕事。

今は7時30分ですが、

既に診療体制は整い、

ブログも1本・認めました。

で、

文献も1本・目を通し終わって、

また気分転換に、

大きなタブレットに向き合っている処です。

大学は夏休みに入っていますが、

付属病院に夏休みは・ありません。

ですから私の仕事も、

夏休みは・ありません。

という事で、

日曜日から新潟です。

雪国の新潟ですが、

夏の新潟は凄まじく暑いのです。

日本海側に面している土地柄で、

フェーン現象が起きるんです。

大陸から押し潰されるような熱気に包まれる新潟の夏。

柳都と呼ばれる新潟市ですが、

柳の枝1本・も、

揺れることのない、

無風の夏。

冬には吹き付ける雪。

夏は夏で、

押し潰されるような熱気。

だから新潟県民って、

辛抱強いんです。

ですから、

高松に帰りますと、

身体全体で感じます。

ズゥ~ンより、

ダレきった雰囲気・のんびり気分を。

住むには快適な瀬戸内ですが、

切迫感には・チョッと、

なんとなく・想う処あり。

 

 

 

歯科保存学の基礎の基礎

再根管治療を行う際に、

一昔前なら、

根管充填材が根管の先端部まで、

届いていないって症例が・多かったんです。

これは、

器具が根管の先端部まで到達していないって事で、

これはこれで・問題ナンですが、

逆に考えると、

根管の先端部は・未だ【手つかず】という事で、

下手くそ歯科医師が触ってくれていないと云う、

幸運でも・あったのです。

処が、

昨今の、

再根管治療は、

頭を抱え込む症例が・多いんです。

【考える】ことなど・考えた事のない、

無邪気な歯科医師が、

ニッケルチタン・ファイルという玩具を手にし、

一気呵成にドキュン!ですよ。

哀れにも、

根管の先端部の繊細なる根尖孔は、

無惨にも大きく破壊され、

出血が酷くて、

慌てたんでしょう。

ご丁寧にMTAセメントで充填。

この類の素直なる歯科医師は、

この時点で、

MTAセメントを使ったこと自体に、

ご満悦。

哀れにも、

その上からボソボソのファイバー・ポストで築造処置。

マニュアル通り・すりゃ・結果良好であれば、

ベテランなど要りませんよ。

誰でも・できるんですから。

世の中・そう・甘くは・ありません。

このような【手当て】ではない、

【荒療治】を受けた根管は、

完全に拒絶反応を示すモンなんです。

このような歯に対する再根管治療、

多いんですよ。

【ボタン根充】と昔から呼ばれる、

根尖孔から逸出した根管充填材を観て、

完璧!

と、

未だに喜んでいる病理学の知識の欠如した

専門家を名のる歯科医師の存在にも。

驚かされるのです。

歯科保存学の基礎の基礎。

どうなってるんでしょう?