日別アーカイブ: 2019年12月16日

大学での生活も

日本歯科大学新潟病院での仕事も、

2回目の冬を迎えます。

東京駅始発の上越新幹線車内で食べる【駅弁】も、

随分と詳しくなりました。

四季折々の食材を使った

この駅弁が・好きです。

春、夏、秋、

そして今年の・冬バージョンです。

今回の新潟では、

バドミントン部の忘年会に呼ばれました。

私の時代には、

部に昇格できないほどの・少人数。

私がバドミントン部って・意外でしょっ。

友人に騙されたんです。

三枝っ、

バドミントン部ってな、

ミニスカートの女子で・いっぱい・なんや!

今、入会しないと、

あとで絶対に・後悔するぞ!

が、

入会届けを出した瞬間、

先輩の目がキラリと・光ったのです。

ピチピチ・ギャルなど皆無。

さえないヤロウが数名の小所帯。

バドミントンなんて、

カワイイ女の子が楽しむ・洋風羽子板ていどに舐めていた私は、

自分の・浅はかさを後悔したモノでした。

時はながれ、

時代は・大きく変わったのを・思い知ったのです。

見事・バドミントン部に昇格し、

部員も・総勢80名・近い大所帯。

で、

半数は女学生なのです。

今年の部の成績は好調で、

全歯科大学大会で女子は1位。

凄いですね!

で、

案内された居酒屋で、

ひな壇が・在るでは、ありませんか!

真ん中に座れと言われましたが、

絶対に・絶対に固辞させて頂きました。

周囲のOBの面々を観て、

マズい!

と、思ったのです。

みんなが、

ノースモーキング。

居酒屋のテーブルには灰皿が容易されています。

お~い!

煙草を吸う・不届き者は手を上げろ!

これもビックリしたのです。

ほんの・数名たらず。

私は、この不届きな時代遅れを引き連れて、

廊下が襖で開け閉めできる、

換気席に陣取ったのです。

ひな壇からの・冷たい視線をモノともせず、

学生と盛り上がったのです。

ただ、

こういう場では、

私は全くアルコールには、手をつけません。

学生諸君の様子をさり気なく・観察しておかねば・なりませんから。

また、

私と一緒に酒を飲むのは20年早い。

私は女学生にお酌をさせるのには、

反対の立場です。

彼女たちはホステスでは・ありません。

親御さんから、お預かりした大切なご子弟です。

私たち大人は、

ただでさへ、

窮屈な生活を強いられる学生諸君が、

楽しめるようにm

でも、

羽目を外さないように、

導くために、

そして、

教員と学生諸君との間の距離感を

縮めるための、

このような会だと・思っています。

 

 

弟子に背中を貸すこと

土曜日は新潟始発の上越新幹線に乗車して、

都内の電車を乗り継いで、

これは田舎者の私には・苦痛でしたが、

吉祥寺開業の小出明医師の診療所へと・向かったのです。

新進気鋭の歯科医師です。

1日間、

彼の診療を観ていました。

彼は都内有数の歯科医師に・なるでしょう。

そんな日の最後、

撮った写真が・コレっ。

ねっ・私も歳をとりました。

私に挨拶にお越しになられた細君は、

とても・とてもセンスの良い感性をお持ちです。

よく二人で、

小出君を苛めるのは、

楽しい【気晴らし】にも・なるんです。

せんせ~い・主人に美術館に一緒に行くように・言ってくださ~い。

せんせ~い・主人にナンとか・カントか。

このような場合には、

私は完全に細君の味方です。

くちごたえは・全く・しません。

今回も、

細君は診療所のクリスマスツリーに、

一言・在った様子。

一理・在るのは、

全て女性が正しいのです。

で、

コレは、

三枝デンタルオフィスのクリスマスツリー。

暖かな気持ち

私が歯科大生時代から大学院生の時代、

学内に

強烈な個性を持たれた

超名医が居られました。

眼光鋭い、

物静かで、

で、

厳しい診療を貫かれていました。

全てを・見透かされそうで、

学生などは、

おいそれとは・近づけない【雰囲気】が・ありました。

補綴学第2講座の岩下博美助教授です。

学生技工室に、

突然、

先生が入室された時などは、

身体が固まってしまうほどの、

殺気を・感じたものでした。

無論、

先生が入室した姿は、

背後ですから・見えません。

でも、

殺気で・瞬時に感じ取れました。

私は先生が・好きでした。

いつか自分も、

かくありたい・と、

思ったものでした。

恐い者知らずの私は、

先生を何かあるたびに、

のぞき見に・行ったモノでした。

また・お前か~。

アッチへ行けっ!

じゃま・じゃま!

そんな台詞を言いつつ、

先生は、

最後まで親切に説明して下さったのです。

先生は日本歯科大学新潟病院の初代の臨床教授です。

月日は流れ、

私が大学で臨床教授の仕事に就き、

2回目の冬を迎えます。

先日・やっと、

お昼休みができて、

古町に診療所を構える先生の処に

突然、

訪問したのです。

アポイントメント無しです。

本来であれば無礼な行いですが、

言えば、

来るな!

嫌だ!

岩下節が判っているから、

此処は新潟。

山本五十六元帥の故郷です。

トラ・トラ・トラの、

奇襲攻撃と・相成った次第。

古町アーケードの小さなビルの2階に

先生の診療所が・あります。

階段を上り、

玄関戸を開くと、

受付を務める奥様が、

眉間にシワで、

この得体の知れない奴は誰!

そんな表情でした。

奥方っ・三枝です。

ご無沙汰して申し訳ありません。

差し入れを・お持ちさせて頂きました!

瞬間、

さ・え・ぐ・さ・く・ん!

スッカリ変わってしまって、

判らなかったわ!

奥様に満面の笑みが。

何これ?

新宿高野のフルーツ・チョコレートと紅茶です。

先生の子守で大変でしょうから、

甘いモノ食べて・ストレス解消して下さい。

なぁ・にぃ・だぁ~?

ニコニコした先生が出て来られました。

ほんの数分の会話でしたが、

私の尊敬する師匠の健在ぶりが・感じ取れました。

爽やかな気分となり、

先生の診療所近くの、

ギャレットの店へと、

凍てつく外気の中、

暖かな気持ちで向かったのです。