日別アーカイブ: 2020年1月11日

私の流儀

反抗期の娘ですから、

普段は、

ウザいオヤジってナもの・だと・思いますよ・私なんかは。

顔を合わせても、

ほぼ無視状態ですから。

ただ、

東京ドームなんかで開催される

有名芸能グループのコンサートのチケットなどは、

私が患者さんにお願いして、

必ず・速攻で入手できるんで、

特殊な患者さんが多いんだなってナ事は・判ってるみたいですよ。

コンサートが夕方からだって判ったんで、

ランチは、

銀座の天ぷら近藤に席を採っておくという、

粋なオヤジの計らいは、

後になって、

効いてくるんだと・思います。

若い頃の、

1流処に接する経験は、

ソレは・ソレは、

大切だと・私は考えています。

天ぷら近藤って店は、

本来は娘の行ける場では・ナインです。

分不相応ナンです。

ですから、

周囲を気にしながら、

御行儀良く、

小さくなって頂く。

私は・ソレが大切だと・思っています。

席は、

親父さんの目の前をお願いしました。

希代の名人の姿を、

娘の瞳に焼き付けたいという親心です。

私も・そうでした。

現在の私は良いか・悪いか、

判りませんが、

1流品しか使わせられませんでしたし、

料理屋へゆくにも、

流行っている話題の店ではなく、

名人が板場に立つ店ばかり、

ツケで行く事を許されてました。

そういう感謝って、

自分で自覚しているから、

御仏壇のお供え物するでも、

心を込めて選んでいるようですよ。

自分でも・判ります。

私が診察する際に、

私は倫理観ある医師として、

誰にでも・対応しています。

ただ、

時代ですからね。

野暮な方も・紛れ込んでいらっしゃいますよ。

そういう時も、

誠実に接します。

でも、

そういう方って、

こちらの誠実さには・全く気づきません。

自己主張と、

ご自身の価値観のみを、

望まれますね。

私ですか?

もうベテランですから。

相手から私が評価されないように、

自然と、

お越しになられないように、

徐々に、

持ってゆきます。

これも、

経験です。

私は1日に数人しか・診察しません。

ソレが私の流儀ですから。

子ども心

私の診療所へ始めてお越しになられた〇〇さん。

ガチガチに緊張されておられます。

どうしたの?

ものすごく・見た事のない診療所なので、

もう・ビックリして。

場違いな気持ちで、

緊張します。

と。

おう・そうかぃ・そうかい。

でも、

椅子をズラッと並んだ中で、

歯の悩みを話し・できるのかぃ?

みんなの中で、

私が、アッチ・コッチ、

動き回る中で、

歯の治療して欲しいの?

すると、

ソレは嫌です!

即答です。

でしょっ?

だから・こういうスタイルになったの。

ソレと、

私は育ちが良いモンで、

こういう雰囲気の中で、

気持ち良く治療したいんでね。

こういうキザな台詞を、

私は何とも思わず発します。

だって私は・そうですもの。

女性の患者さんにも、

私は平気で言いますよ!

綺麗で・いてねって。

だって私の患者さんですもの。

医師と患者さんとの関係って、

相性が合う・合わないって、

絶対に・あるんです。

ソレは初対面の一瞬で・判りますね。

この〇〇さん、

私は好きですね。

私との関わりから、

歯を大切にして下さることが、

感じとれましたから。

時々、

私が電話を取る時があります。

時々ですが。

そういう際には、

勝負速いデスね。

電話口からの印象で、

私は門を閉じるか、

大きく開くのか、

決まるンだもの。

気儘な歯医者でしょっ?

私の患者さんは・みんなご存知ですよ。

私は子どもと・同じだって。

歯を触っている時の私は、

子ども心に帰っていますから。

でも、

良い細工しますよ。

どうだぃ!

そういう気持ちって、

大切ナンじゃないですか?

 

人生の意義

私の診療所の最大の特徴は、

完全・患者さん密着型とでも・言いましょうか。

これは、

実際の私の患者さんでなければ、

ご理解できないだろうと・思います。

歯科医師過剰にて、

何処の歯科医院も競争に明け暮れている様相。

私からしてみれば、

お客様獲得に奔走しているようにしか・見えません。

患者さん主体は、医療の基本ですが、

ただ、

患者さんというのは素人ですから、

インターネット情報を駆使して得た知識は、

あくまでも一般論でしかないことを、

理解して頂く事が肝要です。

あくまでも専門家として、

確たる対応に心掛けることが、

最も大切だと・思います。

生意気な言い方に聞こえるかもしれませんが、

この道に入って30数年、

ガムシャラに歯科一筋で過ごして来た自負がありますから、

既に私は私の歯科医学ってモノが出来ています。

この歯科医学を、

あとは・もっと・もっと分厚くすることが、

私の人生の大きな意義になっています。