痛快な・気分


紺碧の艦隊・というアニメに

ハマって・しまいました。

帝国海軍の連合艦隊司令長官であった・山本五十六元帥が

ラバウルにて戦死した後に、

後世と云う・空想の時空にて、

高野五十六として・生まれ変わり、

列強を相手に・暴れ回り、

勝ちに・勝つという展開は、

新型コロナウィルスにて、

ナントモ言えない・暗澹なる沈んだ心が、

スカッと!

気持ちが・晴れ晴れと・していますから、

当然、

その影響は・治療の方にも・良い影響を・及ぼすんです。

最近、

根管治療が・歯科界では・トレンドに・なっているようです。

ですから、

いろんな・説や、方法が、

勝手気まま・に、紹介されている様子を、

鼻で・フンっ・と、

バカにしながら・傍観しているのです。

そもそも・芸事というものは、

そんじょそこらの輩が・簡単に・真似しても、

すぐに・身につくモノでは・ありません。

まぁ・一人前になるまでには・最低10年は。

それが・まぁまぁの・スタートラインであって、

そこからは、

ずっと、

工夫に・工夫を重ねながら、

キリは・ないのです。

そういうモノですから、

芸事・ってモノの・魅力があり、

自分の人生を・費やすに・値するんですよ。

悩み、反省し、再評価、

その繰り返しから、

知らず知らずのうちに、

技術は・身につくんです。

私は昭和60年から

根管治療の講義を

日本歯科大学の川崎幸一教授から・受け始めました。

小柄で・スマート。

髪は・丁寧に七三。

が、

時々、後髪に寝癖のためでしょう。

ピンっ・と、

櫛では・直せなかったのに・気づいていないのか?

気づいてても・放置していたのか・わかりませんが。

鼻筋の整った・眼光の鋭さは、

怖かったです・ね。

整った・ワイシャツとネクタイに・白衣。

講義での・解説は・非常にスピード感あるモノでした。

で、

時々に、

さぁ・あなた方の前には・道が二つに分かれます。

どちらの道を・お採りになりますでしょうか・という

先生の・口癖・決まり文句が・発せられるのを、

目は・先生の顔を、

手は・ひたすらノートにペンを走らせて。

後から、

大学の図書館で、

ドクター・イングル、

ドクター・グロスマン、

当時の巨星たちの著作と・ノートを重ねて、

自分ノートを・作っていた時代が・懐かしい。

ただ、

歯科医学の・イヤラしい処は、

頭で・解っていても、

手先が・自在に・動かなければ、

全く・役に立たない・という処。

ひたすら、

毎日の治療を・大切に、

工夫し、

考えながら、

その・繰り返しが・決定的な・分岐点に・なるんです。

まだまだ・ありますよ。

基礎医学の論文を・常に身近におくことですか?

治療本体が、

連合艦隊に例えますと、

空母でしょうね。

その周辺を、

解剖学・薬理学・生理学・理工学・組織学などの

さまざまな基礎医学が、

戦艦・駆逐艦・潜水艦のように、

取り囲んで、

初めて、

戦が・できるんです。

その辺りを、

最近の若い歯科医師は・見落としているように・思えてなりません。

直ぐに実践できる学問っていう類は・偽物なんですよ。

山本五十六元帥の言葉として有名な

常在戦場。

そういう心構えと・日常が、

真のプロフェッショナルを・造るんです。

私の根管治療の原点は、

川崎幸一教授の根管治療です。

その原点に・至らしめんがために、

丁寧に・丁寧に。

ですから、

手用リーマー、ファイルは必須です。

無論、

無菌的治療のための・ラバーダム防湿は・当たり前。

正確な根管形成と・機械的なクリーニングのために、

当時は無かったマイクロスコープを・25年前から

使い始め、

根管の解剖の複雑さ・のために、

手用リーマー、ファイルでは・取りきれない汚染物質を、

マイクロエキスカにて。

根管のケミカルクリーニングも・徹底しています。

勿論、

ヒポクロに・始まり・ヒポクロに終わる・という

川崎先生の・決まり台詞・通り。

ニッケルチタンファイルですか?

持っています。

メーカーの方・直々に個人教授していただき、

1、2度、

使ってみました。

で、

物置・直行。

私の・根管治療には・不要です。

根管充填は、

当然、

ガッタパーチャポイントとキャナルス。

私は・川崎エンドという枠に・入ったんです。

この枠に入って、

綺麗に・入れきれるようにと、

四半世紀は・必要でした。

科学に・終わりは・ありません。

もっと、

ミクロの世界を楽しめるようにと、

今をもってしても、

道・半ば・なのです。

根管充填の後の・レントゲン所見で、

気分爽快に・なりたいために。