恐い先生


薬屋の営業が、私のことを昔は飛び上がる程に恐かったが、今は丸くなって変わってしまったと家族に囁いたらしいですが、
あら、ソウカィと合図地うって、飄々と立ち去りました。

そういえば昨日、ペット屋へと御一緒した患者さんからも、車中ズーと昔の私がどれ程に恐ろしかったのかを、
私に運転させておきながら、言い通すのを聞かせれて、ただただの苦笑い。

大学病院の廊下を歩いていても、旧い人たちなどは、私の姿を見つけるや否や、飛び上がっての後退りで会釈され、
毎度の事なので此方も素知らぬ顔をして

ー やぁ!元気かい? ー

と、ニコニコ顔で挨拶してはが毎月の恒例行事となりました。

学生連中や若い先生からは、恐いとは思われいないのか?
結構、向こうからニコニコ顔で近寄ってくれるのでチョッと嬉しく感じます。

当の私は、何が恐くてどうなのか?全く判りません。

私の若い時分に、岩下博美先生と云う人が大学におられましたが、
それはそれは恐ろしい先生でした。
目元もカミソリのように細く鋭く、ピシッと七三に別けた髪、静かな口調ですが少しニヒルで、
役者の藤達也さんのような先生でした。

で、腕が良かった。
いろんな意味で、この先生に一目おいてました。

この岩下先生に比べたら、私なんぞはお釈迦様だろうと今でもそう思っています。

昔は恐い先生っていたもんです。