マイクロスコープ顕微鏡を使った歯科治療


私がマイクロスコープ顕微鏡を使った歯科治療を実践して随分となります。

手術はもとより、神経を採る治療から虫歯の治療、被せ物の治療全般に於いても

顕微鏡はなくてはならない私のもうひとつの目になりました。

科学とは探究の世界です。

遥かに細かく見える世界での歯科治療は、細かな仕事の代名詞である歯科治療に於いては当然の道具であると言って良いでしょう。

凝り性で、コダワリの私です。

カール.ツァイスの顕微鏡を贔屓にしています。

色々と使ってツァイスに行き着きました。

顕微鏡を使っていない方には判らんでしょうが、

それはそれは面白いモノです。

歯科で使う顕微鏡の倍率は、よくテレビのドキュメント番組で目にする心臓外科や脳外科で使う顕微鏡のモノよりも

ズットズット大きいんですよ!

但し、顕微鏡を買ったから直ぐに使えるという代物ではありません。

アメリカの専門医についてトレーニングを受けた昔を思い出します。

但し、欠点は疲れ過ぎてフラフラします。

1日に大勢の患者さんを治療椅子を並べて診療するスタイルの歯科では使える代物ではありません。

顕微鏡は大きく視野を拡大して、精確な精密な診療のために使う道具です。

削らない歯科治療、残す歯科治療の精密な目には顕微鏡はなくてはならない道具です。

私が患者の立場であれば、顕微鏡の無い歯科治療は受けません。