やっとの白衣


来月も、多くの新しい患者さんの予約を頂いています。

わざわざ四国という地方都市にまで、脚を運んで頂き、ありがとうございます。

一生懸命、真剣に、患者さんの身にたった診療に努めたいと思っています。

新に歯科医を変えるということは、随分とヨイショが要ったろうにと思っています。

変わって良かった!と喜んで頂けるようにスタッフ一同、自らを戒めて仕事に向かい合っております。

2~3日前より、白衣を着用するようにしました。

大学では常に白衣を着用しておりますが、私の診療所では白衣を着用したことはありませんでしたので、

最初はスタッフも、私の白衣に目を丸くしているのが可笑しく想えましたし、

患者さんからも、

ー あら!先生、白衣着るんだ? ー

と、からかわれました。

料理人にしても、職人が白衣に逆に着られている姿をよく目にします。

また在るときは、ダラシナイ白衣姿も目にする機会も多いのは現実です。

患者さんに対しては、キチンと紳士のタシナミで!との想いから、

私はネクタイにベストでの身だしなみで接して来ました。

それが私の流儀です。

この間、電車の車窓に映る自分の姿に驚きました。

もう若くはないのだと、今更ながら実感したのです。

が、もう白衣に着られる歳ではないとも感じました。

パリッと糊の効いている白衣に身を包んだ鮨職人や、天婦羅職人程にカッコイものはありません。

但し、顔に年季の入った職人でなければなりませんが。

人の年齢からすれば、下り坂の私ですが、

歯の職人としての華を咲かせるダッシュの時期に差し掛かりました。

ビシッと、白衣で歯に向かい合おうと気合い十分です。