今更、他人には聞けない話


今の歯学部の学生は大変な生活を余儀なくされています。

何故なら歯科医師国家試験が大変難しい難所となったからです。

国家試験に臨む現役組が2900名。

既に浪人組は1000名も。

で、今年は合格者は予め約1800名程と定められており、

最早、資格試験とは名ばかりの様相です。

試験の内容も大きく様変わり。

アレは試験ではありません。

歯科医師減のための【嫌がらせ】に近いもんだと思います。

私の時代はルンルンでした。

歯学部は、正に【職業訓練学校】であり、

技術、倫理を育てる【臨床家】の学校でした。

手先優先の教育を受けた私は、

低学年の教養課程は勿論のこと、

基礎医学も手を抜いて遊んでばかりの

阿呆振りでした。

ですから、

後でエライ事になったのは言うまでもありません。

この歳になっても、

家族が呆れる位、

勉強せざるを得ない日々を過ごしています。

で、

私は【微生物学】が克服できていないのを

正直に懺悔します。

この処、この分野の研究に携わっているんですが、

微生物の名前が暗記出来ないのです。

ですから、

紙に書いて何度も見直して、

スペルのミスがないか?などなど。

文献を読んでも基礎学力が欠如しているので、

何度、昔の教科書を見直したことか!

そんな最近の心のモヤモヤを解消してくれる

【書籍】を偶然に見つけたのです。

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書籍との【出会い】って、

人との【出会い】と同じくらい大切なんだと

ツクヅク感じたのです。