私の好きな歯科のために


大学の学生さんたちや若い歯科医師の先生方との

関わり会いが増えてからの私は、

教育に対する考え方が変わりました。

それまでの私は、

特に歯科のような職人仕事の場合、

教えて貰うというよりは、

師匠から盗むという意識で学んでいました。

読む学問も、

著者による主観が入った書籍より、

研究論文を主としていました。

メーカーからのデータ提供は、

それこそ食事しながら眺めるという程度で。

しかし、

考え方を変えなければならないと自覚したのは、

私は既に古い時代の人間だと云う事実に気づいたからです。

歯科に関しては、

少なくても私の方がキャリアがある訳ですから、

ハンディキャップをつけて、

私の方から階段を降りて、

判りやすい言葉で、

興味をひく言葉や仕掛けで、

それが強いては、

歯科への興味を抱くキッカケになると考えたからでした。

ですから、

このブログも、

厄介で小難しい理論は遠慮させて頂いています。

それは、

患者さんへの治療説明も同じです。

私らが患者さんに対して知識を誇示することは

愚かなことだとも思っています。

対患者さんで1番大切なことは、

誠実さ、

丁寧さ、

細やかな配慮だと思います。

それが、

絶対的な安定感に繋がるのだとも信じています。

私らが日々、勉強するのは当たり前ですから。

ただ、

この勉強も、

講習会や学会に参加する事ではありません。

受験生のように、

日々毎日の積み重ねだと思います。

ブログで御見せする治療写真は、

私の日常普通の診療です。

プロからの目に耐える治療症例を普遍に行うことの方に

私は重きを置いています。

他所の歯科医院のホームページに掲載されている

治療症例で、

呆れる、

無惨だなと、

感じるモノも多いですが、

それは、

その酷さに気づいていない証だと思い、

私は、逆にそう思われたくないという気持ちが増し、

日々の修練の肥やしにしています。

私はもっともっと上手になりたい。

でも、

それは私個人の問題です。

私ら医療人は、

一に、患者さんのために、

二に、後進のために。

それが私の好きな歯科の発展に繋がるだろうからと。