願い


先祖の墓の移葬の大変さを経験しています。

その様ななか、

過去帳なり家系図から私のルーツを知るという

貴重な副産物を、

先祖からの褒美でしょうか?

知り得るという機会に恵まれました。

私には、

武士と商人の血が流れている事を知りました。

武士は刀、商人は算盤、

持ち物こそ形は違いますが、

魂は同じだと、

私は考えています。

筋を通すのに、

武士も商人も変わりありません。

が、

筋を通すには、

時として自身に、

返り血を浴びる機会もある事は、

この歳ですから、

良く判っています。

私は歯科医師という仕事を通じて、

多くの事を学び、

これからも学んで行く事でしょう。

食べる手段としてだけ職業に従事するのは

不幸だと思っています。

生きる意味を知り、

社会貢献するひとつの手段が、

職業だと考えています。

出来る限りの事をやりますという事は、

誰にでも出来る事です。

出来ない事にチャレンジする情熱と、

出来ない事を出来る日を迎えられる様に、

日々、準備を怠らない人で在りたいと、

私はそう思っています。

私の診療所は、

今も日々、進化の最中です。

それは留まる処はありません。

技術のにテッペンはありませんので。

この様な私ですから、

仕事を支えて下さる技工士さんなり、

歯科衛生士さんも大変だと、

コレマタ感謝の意に絶えません。

でも、

皆が気持ち良く、

協力して下さいます。

私の贔屓筋に、

故 中村勘三郎氏や山本五十六元帥が、

いの一番に思い起こせます。

私は、

アノような人で在りたいと、

今は、そう憧れて、

反れそうになった時に、

一歩踏み留まって、

そういう方々の顔を思い出すのです。

患者さんを包み込む大きな包容力を

身に付ける事が出来ますようにが、

私の今の大きな願いです。