いくら便利でも


私はスマホが嫌いです。

携帯電話のメールもラインって言うんですか?

アレも私は嫌いです。

人とのコミュニケーションを採る手段は

最低でも相手の声を聞いて、

声のニュアンスから察する気配りが大切だと思うからです。

最近、体力の低下を自覚して、

出張は新幹線や飛行機を利用する機会が増えました。

空港のターミナルや駅舎、

果ては車内でみんながみんな、

スマホをいじっている姿は異様さを感じます。

時代が個性重視と云う割には、

みんながスマホをの姿に違和感を感じるのです。

携帯電話も持ちたくありません。

が、

仕事柄、

それはこの時代には出来ないので、

ガラ携って言うんですか?

私は未だに古い携帯電話を使っています。

表示画面は大文字の時計。

これはこれで便利ではありました。

手は私の商売道具。

飾る持ち物を意図的に敬遠していたので、

腕時計は日常には使っていませんでした。

しかし、

携帯電話の時刻を観るのも

嫌になったのです。

みんながスマホばかり。

それほど多忙なのでしょうか?

仕事が出来る人を大勢、存じ上げています。

そういう方に限って、

車内でノートパソコンに向き合うと云うスタイルの人は居られません。

携帯電話は大切な所要の際には便利な道具ですが、

中毒には成りたくありません。

私にしては珍しく買い物をしました。

腕時計です。

と言ってもバセロンやパティックではありません。

私には身分不相応です。

セイコーです。

それも文字盤の大きいもの。

軽いもの。

時刻が正確なもの。

調整の面倒でないもの。

和田精密歯研の高松支店長である橋本君はセイコーのファンであることから、

雑談の際にはしばしばセイコーの話を耳にしていました。

橋本君のお勧めのセイコー.アストロン。

量販店に買い物に出掛けた際に、

偶然に時計コーナーにて2割引きであったので、

買い求めたのです。

これでますます、

携帯電話を手に取る機会が減りました。