心の旅


訳在って、

先祖のお仏壇を毎日大切に供養しています。

訳在って、

母方の先祖の墓地を週末に移転することとなり、

と言っても、

三枝家の墓地の隣に手当てしたのですが。

毎月の墓参りが楽になるの言ったら、

ご先祖様には叱られるでしょうか?

私は信心な部類に入ると思っています。

ご先祖さまの霊の存在を固く信じていますし、

八百萬 ( やおろず )の神さまの存在をも固く信じています。

山を仰ぎ、

海を望み、

木々の葉の擦れる音に、

大木の幹の皺多き表層から発する気を、

燦々と大地に注がれる太陽に、

自然界の全てに神々が宿ると、

そう信じています。

ご先祖さまのご供養は、家長の務めであると、

私は今でも、そう信じています。

私の身体の中に流れるご先祖さまの供養の段取りが

ほぼ見極められたと思います。

万事、私の跡を継ぐ定めの息子には相談して来ました。

で、

目通しのたった先般、

私は息子にお願いしたのです。

父ちゃんは為すべきことはキチンとした積もりだが。

お前の母親にも言い分は在るだろうが、

其れは其れで良いんじゃないか?

全般、父ちゃんが至らなかったと、

反省すべき処は大いに在るのや。

やむを得ずと云うやつやな。

ご先祖は終生、父ちゃんは大切にします。

が、

俺は【家】から解放させて貰うことに決めたのや。

毎日のご供養や墓地の供養は終生続けます。

が、

俺は1年の準備期間を経て、

カトリックに改宗させて貰う。

プロテスタントでないのはって?

それは俺は俺なりの流儀から、

決めたのや。

だから俺は家の墓にも仏壇にも入らない。

俺は自分の選んだ土地で

海を望み死後の時間を過ごしたいのや。

だからもう俺には家長の資格はない。

これからはお前が家長だ。

と言って、

生活の在り方が変わる訳ではない。

今まで通り。

と、

晋太郎!

一生を駆け抜けてな!

家長はお前だからな。

50も

半ばになって、

やっと【歯科医学】の姿がおぼろ気ながら観えて来たように思います。

ジャンプして、

ジャンプして、

歯科の真実に手が届きますように!

其れが私の歯科医師としての人生のケジメです。

患者さんと云う人間と関わる仕事でもあります。

男ですから、ナイチンゲールにはなれません。

が、

心は医療人で居たいと思います。

心の修練の旅の準備も必要な歳になりました。