砂漠の嵐の中のラクダ


息子から到着の電話を

夜、

貰いました。

で、

父ちゃん!テールランプ!瞬間湯沸し器はアカンよ!

またグサリ!と注意された私です。

心して過ごそうと思います。

しかしながら、

前の家人にしても、

女性と云う生き物の性なのでしょうか?

何事もない休息の際や、

朝起きがけの眠気眼状態の時に、

突如、

真珠湾攻撃を仕掛けてくるのです。

で、

コチラは心の準備も思考回路も

整っていない。

相手は

感情だけの生き物ですから、

昔、自分が言ったことなど

何処かへと消えてしまって、

聞く私は大きな矛盾を感じるのですが、

蔑みと、

怒りと、

それはそれは聞くも恐ろしい方向へと

話しを進めてくる訳です。

反論などしたものなら、

大変なことになります。

じっと我慢し聞き、

完全無視の中で、

それから過ごすことになるのですが、

やはり男は弱い生き物ですから、

我慢の限界に達し、

爆発。

瞬間湯沸し器、

テールランプに至るのです。

昨夜、

友人から電話を貰いました。

どうやら家庭内紛争であるそうな。

私ですか?

聞くだけです。

アドバイスは全くしません。

ただ聞くだけです。

それは誰にも解決の方法など無いからです。

家庭を壊すくらいなら、

他に女でも作れば良いのですから。

それをしないのは、

友人に家庭を守ろうと云う気持ちであり、

何かのヒントが欲しいと思っての電話だと考えたからです。

しかし、

ヒントなんて無いことを

私も、この歳ですから判る訳です。

で、

決して他人の夫婦中を割くような言葉は

私は内心ではダメだわ!

と思っても、

絶対に言えません。

聞くしかないのです。

三枝はどうなん?

こういう話しにおいては

必ず聞かれます。

私ですか?

似たようなものさね。

女は感情の生き物だから。

コッチの理屈は絶対に通りません。

はい。

絶対にです。

う~ん。

って唸ってました。

くじ運みたいなモンだと思います。

が、

友人もそうですし、

私もそうですが、

愛妻家なんです。

男は究極のロマンチストであり、

女性は感情と自己理論の矛盾に満ちた生き物である。

それが、

若い時分から、

よ~く遊んだ人間の得た共通の結論だと、

私は思っています。

砂漠の嵐の中では、

ラクダは砂に頸を埋めてズッと待つのだそうな。

友人に出来た唯一のアドバイスがコレです。