母校の絆


診療所の郵便受けが

イッパイになっているのに

気づき、

で、

内容を確認し、

思わず直ぐに、

書籍の頁を捲り、

外に居るのも忘れ、

見いってしまったのです。

先刻、

大学の補綴科に所要が在り、

電話を入れた際に、

偶然に電話に出られたのが、

補綴学講座の小出 馨教授だった事から、

長話に興じたのです。

その際に、

総入れ歯の話しに華が咲き、

小出 馨教授の最近の著作を

送って下さるとの事。

こんな速くに

送って下さるとは思わず、

しかし、

よく出来た著作であることに、

あぁ!母校は大丈夫だと

安堵したのです。

日本歯科大学の絆の強さが、

他校の卒業生には理解できない程に強いのは、

類い稀なる100年以上続く【私塾】であることが

大きく影響していると思います。

小出 馨教授は補綴学、

私は保存学。

専門の違いこそ在れども、

小出 馨教授の著作から診る診療姿勢から、

顎の骨の吸収を抑える

保存的配慮を大きく感じたのです。

総入れ歯を勉強される歯科医師にとって、

非常に有意義な書籍であると

自信をもってお薦めします。

この送って頂いた書籍、

今年中には、

頁がボロボロになるまで、

読み返し、

著者である小出 馨教授も驚く顔を

想像しています。