洗礼式に臨む


今夜、

桜町カトリック教会にて、

洗礼を受けます。

私にしては珍しく白のワイシャツを着て、

これは今では28歳になる娘が5歳の時に、

二人でシンガポールへ旅行に行った際に、

娘が選んでくれたエルメスのネクタイ。

ちっちゃなウサギと鶏、そして卵を散りばめた模様のネクタイ。

私の干支がウサギであることを

幼い娘は知っていたのだと思います。

モッタイないので、

大切に置いていました。

復活祭と云えば卵です。

今日の晴れの日に、

このネクタイを選びました。

この1年近く、

神父さんを始め、

多くの信者さんたちの助けを頂きました。

特に、

岡山県笠岡市在の田中稔子さまが居られなければ、

私はとっくに

匙を投げて逃げ出していたことでしょう。

凝り固まった私を

暖かいお気持ちで、

支えて下さいました。

聖母マリアさまへの親しみの気持ちは、

間違いなく田中先生の影響です。

笠岡教会では、

いつも私の脇にて、

ミサの進行の助けをして下さったのです。

アベ.マリア。

恵みに満ちた方。

主はあなたと共におられます。

あなたは女のうちで祝福され

御胎内のイエスも祝福されています。

神の母、聖母マリア。

私たち罪人のために、

今も、

死を迎える時も、

お祈りください。

アーメン。

マリアさまへの祈りを捧げる際に、

横で唱和する先生の声を忘れたことはありません。

楽譜の読めない私の讃美歌は、

間違いなく、

田中先生の歌声を耳から覚えたモノです。

辛かった時も、

田中先生は横に座って、

一緒に十字架を眺めながら、

私のために祈って下さいました。

これからも、

大勢の方のご厚意に甘えて、

私は成長しようと思います。

その中で、

私しかできないことで汗を流し、

人のために祈りを捧げて

より良い意味のある時間を過ごしたいと思います。