名医など


大学院生時代は、

歯科医師と言えども、

貧乏でしたね。

卒業後に勤務医となった同級生との

経済格差は、

目も当てられない位に

広がる一方でした。

時偶に再会した際には、

内心では困惑していました。

食事代が翌週の経済を逼迫させるからです。

臨床の最前線で、

活躍しているように見える彼らを

羨ましいと感じたこともありました。

ほぼ毎日のように、

夜間診療のアルバイトで、

日銭を稼ぎ、

平日1日、土曜日の1日、

週に2日のアルバイトが

私に定収入でした。

大学院の授業料、家賃、光熱費などです。

このような経済状況ですから、

東京の美容外科からのアルバイトが入った時には、

バンザイしたモノです。

そうでもして、

大学院に在籍していたのは、

卒業後の最初の期間の過ごし方で、

医師の将来を決定することに

気づいていたからです。

科学の真理を理解し、

初めて、

患者さんの治療を行えるんだと、

私は多くの先人たちの歴史から学んでいたのです。

あるアルバイト先の○○先生。

親分肌で歯医者は口達者が勝負という見本のような歯科医師でした。

開業当初は新潟の○○歯科!

ですから、

どうぞご安心してお委せ下さい。

院長が患者さんに決まって言う台詞です。

お金の話しがまとまったなら、

後は大学からの私らアルバイトの仕事でしたね。

何年か経過し再会した際には、

日本の○○歯科に台詞が進化したいました。

どうやら今では、

宇宙の○○歯科らしいですよ。

心臓に毛がジャングルのように生えている

類い希なる人物だと思います。

でも、

この種の歯科医師を大勢観てきました。

恐らく、

彼らは本気なのだと思います。

自分の治療がスゴい!と、

本当に信じているのだと思います。

それは自分の技量の裁定が出来ないくらいに

歯科治療の基本を見た事がないのだと思います。

ダイアモンドに価値を見いださない猿と

同じだと思います。

私は決して名医ではありません。

まだまだ修業の身であります。

ただ、

ホームページを観て、

この地元である香川県に、

高松市に、

多くの名医が居られる事を知りました。

私は其処まで自信満々ではありません。

インプラント治療においても、

私を遙かに越えた技術と経験がある

若い歯科医師が居られる事も知りました。

噛み合わせの大家が居られる事も知りました。

症例の提示もありました。

中には、

他人の著作から引用して

自分の症例として

掲載しておられる歯科医師も居られます。

審美治療のその15年先を

私は予知出来ました。

知らぬが仏。

カトリックの私ですが、

この台詞しか思い浮かびません。

歯科医師の道は厳しいモノです。

私など名医など、

ほど遠いと。