プロの仕事


今日、新患でお越しになられた患者さん。

とてもお気の毒でした。

他医院からの転院組です。

神経を残して差し上げたかったのですが、

既に神経は腐っていました。

セメントを外すと、

アリャ?

セメントが露出した神経に接触しています。

夜になる度に、

ズクズキ疼き痛くて堪らない!

当たり前ですよ。

神経が露出した瞬間に、

ラバーダム防湿した無菌的環境下で、

マイクロスコープをジックリと覗いて、

炎症に侵された部分だけを

丁寧に切断し、

MTAセメントにて封鎖。

タイミングと方法ナンです!

タイミングを外して、

呑気なこと言っていたら、

全てが台無し。

伺えば、

次回、

MTAセメントで露出神経部分を封鎖する積もりだった様子。

あぁ、

ため息が。

露出神経の大きさは2ミリ以上在りましたよ。

滅多にしていないこと、

本で見ただけのこと、

講習会で聞いたこと。

ソレと、

プロの仕事は大違い。