謙虚さの・すすめ


虫歯が進行しても、

神経を採る治療をしないで

済むように、

なりましたのは、

経験上からの、

知恵と技術の賜物だと、

手前味噌になりますが、

患者さんサイドからの視点においても、

私ら歯科医師側の視点においても、

とても良い事だと。

活きている歯の治療は、

ほとんどが、

ダイレクト・ボンディング修復です。

クラウン修復の1歩、

手前の治療であることが、

とても、とても重要なんです。

よほどの理由がなければ、

被せたくはアリません。

根管治療は、

1日に1症例と、

今は決めています。

ですから、

根管治療は毎日ですね。

私は根管治療はキラいです。

だって、

誰かが、

既に、

根管の中を触っている訳ですから。

どのような薬剤を使ったのかも、

今となっては判らないのですよ。

マイクロスコープで見える・見える

なんて、

喜んでいるうちは、

気が楽でしょう。

根管治療の怖さは、

計り知れないのですよ。

根管の中をCTで観たって、

そこまで、

手で触れれません。

網の目のように、

蜘蛛の巣のように、

アッチ・コッチまで、

神経は絡み合っています。

ですから、

本音で、

FCを今でも、

たった1回きり、

ソレも、

貼薬したあと、

翌週には、

根管充填です。

薬剤って、

歯の象牙質には、

毒気が効いてるんですよ。

人の身体の恒常性によって、

歯科治療は成り立ってルンだと思います。

そういう意味合いにおいて、

歯科医師は謙虚でないと。

私の専攻が【歯科保存学】

で、

あること、

から、

なを更に、

そう感じるンです。