私の診療所 その4.


私は商家に生まれ育ったために、歯科医を客観的に観て来られたと感じています。

ですから此の業界に入ってからと云うもの、驚きの連続でした。

第1に感じたのは、皆が井のなかの蛙!

次が、衛生的に不潔!

そして、お金持ちと思っていた歯医者さん達ですが、良い物を知らない!

最後が、皆が群れを作りたがる!

その様に感じながら過ごして来ましたので、歯科の中では随分と損をしてきたと思います。

歯科と云う仕事は患者さんのために在るものですから、
目線は患者さんの方にだけ向けていれば良いのです。

患者さんの健康のためを第1とするのが、私達の責務であると思っています。

歯科の最大公約数ではない、どちらかと云えば【我が道】を貫いてきた私ですから、
私の診療所は【よくある歯科医院】とは違うと思っています。

私は育った環境に感謝しています。

それはつまりは、両親や身内に感謝していると云う事で、
良いものに触れさせてくれた寛容さに、本当に幸せな境遇で育ったと思います。

何事にせよ、もてなしや、サービス、ホスピタリティは言うは容易し、
ところが実行となると、やりようによっては、
下心、営業色、などが見え隠れして、イヤらしさが露見してしまいます。

心のある、いたわり、感謝に裏付けされた上品なホスピタリティを、
私は自身の診療所で実践したいと思って来ました。

最大公約数の歯科に無い、私流の歯科が私の診療所です。